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【開催報告】第3回不登校・ひきこもりを考える集い〜明日へのステップ〜

  • 執筆者の写真: ほっぷ☆すてっぷ
    ほっぷ☆すてっぷ
  • 20 時間前
  • 読了時間: 3分

三木市社会福祉協議会 ボランタリー活動プラザみきの発行する「ボランティア・市民活動情報 マガジン」紹介していただきました。

記事の内容をそのまま転載します。



【開催報告】 第3回不登校・ひきこもりを考える集い ~ 明日へのステップ~


日本における不登校・ひきこもりの現状

 今年10月に発表された文部科学省の調査によると、小中学生の不登校児童生徒数は35万3970人で12年連続増加しています。

また、2023年3月に発表された内閣府の調査によると、不登校が原因でひきこもりの状態にある人は全体の約20%を占めており、学校復帰できない状態が長期化し、ひきこもりになってしまうケースは少なくないのが現状です。

 不登校支援・ひきこもり支援が切り離すことができない状況の中、不登校・ひきこもりの方やその家族の相談、居場所づくりに取り組む団体の協働ネットワーク「三木市不登校・ひきこもり支援ネットワーク ほっぷ☆すてっぷ」(以下ほっぷ☆すてっぷ)が「不登校・ひきこもりを考える集い」を開催しました。


集い当日の様子

 9月28日に開催された「第3回不登校・ひきこもりを考える集い―明日へのステップ―」 は、不登校やひきこもりに悩む本人や家族が明日から少しでも前を向けるようにとの想いで企画されました。


当日は、不登校・ひきこもりに悩む本人や家族、支援関係者55名が参加。1部は進行役で ある IMAMURA 企画の今村代表と不登校・ひきこもり経験者によるトークセッション、2部は小 グループに分かれて参加者同士で意見交換、3部ではバンド演奏を行いました。

 1部では、フリースクール S-BASE より、不登校を経験した高校生2名が登壇。中学生の頃 に不登校を経験した2 人は、家族からの「学校に行かなくても良い よ」という言葉や、自 分たちが動き出すまで 待ってくれたことが嬉しかったと当時を振り返りました。


フリースクールに通うという選択をした2人 へ今村代表は「フリースクールも学校と同様に スケジュールが決まっている。辛く感じなかっ たか」と問いかけました。質問に対し、K さん は「新鮮に感じていた。ただ学校に行っていた ら良かったとも思っている。いろんなものが学校にはそろっていて、知識やモノを無償で提供してもらえる権利がある」と回答し、S さんも「は じめは人との距離感がわからず不安だった。そ れでも今の友達・音楽・進学先の学校はすべて S-BASE で出会うことができた」と S-BASE への感謝を話しました。


3部では、登壇者の S さんがボーカルを務め る「みずたまドロップ」によるバンド演奏。優しいピアノの音色と歌声に、参加された皆さんの表情が和らいでいきました。当日のアンケートを通じて「不登校を経験 した高校生たちが選んだ歌詞が胸に響いた」「イキイキと歌う様子に元気づけられた」との感想 がいくつも寄せられました。


本人・家族へ求められる支援とは

 「求められる支援とは」という参加者からの質問に対し、登壇者の2人は「新しい支援より きっかけを増やしてほしい」「家族はずっと待ってくれていたが辛かっただろうと思う。親のコミュニティを増やしてほしい」と回答していま した。

 それを受けてほっぷ☆すてっぷでは、本人たちの自己決定・選択と家族を応援するため、連携の大切さを再確認するとともに、選択のその先で、子ども達が受け入れてもらえる環境を今後も作っていきたいと方向性を固めました。



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